ツキウタ――長月さんが赤髪の男性に連れて行かれた⑤

 自分を中に押し込めようと思った陽を見て、いっそ彼の腕をしがみついて中にどうにも入らないことにした。

 「大丈夫だって、ほら、よしよし。」と陽がまだ警戒している夜の頬を軽く捏ねって言って自分がドアを開けに行った。

 部屋中は全部夜だった。夜は目を瞬いてまたよく見てみたら――部屋には自分のグッズが満ちている。自分の月の指輪とイアリングからほぼ壁一面のジグソーパズルまで――そのジグソ―マズルに近くよってみたら全部自分の写真だった。数え切れない自分の写真ですこしずつ組み立てられたのだ......大驚きした夜は振り向けて陽を見ている。

 「陽が作ったの?」

 「ふん~」と陽がそういう声を出すと、驚いた夜は信じられない顔になった。

 「陽は......いつ...こんなに忍耐力が......」

 「夜のことならいつでも忍耐力あるよ~」

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