王室教師ハイネ――国王とエルフ④

ヴィクトールはため息を付いてなんか小さな迷惑を拾ったなと思っている。

「ここはこんな広いが、どこに住むのか?」ヴィクトールが聞いた。

ハイネは答えなくて窓際に飛んだ。そして小さなポケットからさらに小さなものを取り出した。豆のようなものなんだ。

 ハイネがそれらを窓際に撒いて魔杖を取り出して軽く振ったら、蛍光の緑の光点が底に落ちた。そしてその中から藤が生え出して窓際を絡みついて這い上がってきた。しばらくして、緑の藤と葉からなった部屋が驚いたヴィクトールの前で現れた。

屋上に綺麗な花も咲いている。この時に、相手が本当に魔術を使えるエルフだとヴィクトールが確実にそう思った。

「これからここに住むことにした。」なんの表情もないが、ちょっと自慢げに部屋の壁を叩く。

可愛いが、そんなに調子のいいことをしないとよかった。

「これからよろしくな、ヴィクトール。」ハイネがピンク色の花束を手に持ってヴィクトールの前に飛んできた。

    うん......

やはりどうでも可愛いな! 

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