覆面系ノイズ――きっと歌える、その時みたいに

きっと歌える、その時みたいに

杠花奏の母:「どうしたの、花奏?そんな大きいバッグ持って、もうすぐご飯だよ?」

杠花奏:「...名古屋のおばさんからの留守番電話のメッセージを聞いた。...もう見つけたって、お父さんの遺骸の一部分を。今回は絶対間違いないと向こうがそう言ってた。うちは受け入れればすぐ名古屋の墓場に運ぶって。母さんはその前に...」

杠花奏の母:「花奏、晩ご飯は刺身でどう?味噌汁に父さんの好きな冬菜をいれるよ。」

杠花奏:「そん、そんなこと!どうでもいい!僕は――!」

杠花奏の母は黙り込んでいてずっとお皿を洗っている。

杠花奏:「うぅ...」

『冷静しなきゃ、俺、七年前に俺はもっと冷静して母さんと話し合ったらそんな場面にならなかったはずだ』と杠花奏はそう考えて

杠花奏:「...終電で名古屋に行くから。母さんを待ってる。」

外に出たらすごく寒い。

覆面系ノイズ 杠花奏 コスプレ衣装:「そうだ、アリスにも連絡しないときっと俺のことを心配する。...まあいいや、そばにもうあのバカがいるから、よし。」

『君と別れる間に準備をしないと、諦めの準備を...』    つづく